例えば、素行不良のため解雇した元社員が、タイムカードに刻印された時間にもとづいて時間外手当が支払われていないとして、在職中の未払い時間外手当請求のため、労働基準監督署に相談に行きました。この申告に基づき、労働基準監督署が全従業員のタイムカード、賃金台帳を調査した結果、労働基準監督署から是正勧告を受けました。どう対処すればいいでしょうか・・・ |
以前にある事業主からこんな相談を受けたことがあります。 |
この是正勧告書には、未払い時間外手当分として○○万円を遡及して支払いなさいという項目の他に、就業規則が届けられていない、労働条件を書面により通知していない、年次有給休暇を取得させていない、健康診断がなされていない、衛生管理者と産業医が選任されていない、などの法令違反の記載があり、指導事項が10項目以上にも及びました。 |
「未払い時間外手当分として○○万円をどうするか、指摘された法令違反についてどのように解決していくか」についての方法は、それぞれの企業の実情によりまちまちです。一律に解決策があるわけではありません。問題解決には、法律に基づき適正な対応を取る事が必要であり、個々の案件につき具体的で確実な改善策が考えられなければなりません。適正に対応しなかったり、書類を改ざんしてしまうと刑事事件に発展することもあります。 |
問題解決には、是正勧告対応に精通した専門家のサポートが必要です。是正勧告は、どう対応するかで結果が大きく変わるものです。当事務所が、誠実・迅速にサポートいたします。相談のタイミングは、早ければ早いほど良く、できれば、労働基準監督官から是正勧告が出される前に相談していただければ、早期の解決につながります。 |
是正勧告および労働法令の遵守について不安がある事業主の方は、ぜひ当事務所までご相談ください。専門家が適切な対応策を講じることをお約束します。 |